社長流星

麻生英樹×流星[THE対談 Vol.01]

豪華すぎる連載が今月号からスタート!ナビゲーターを務めるのは、ホスト業界のレジェンド「流星」。毎回様々なゲストを招いて自由にトークを繰り広げていきます。

歌舞伎町で大事件勃発!?「あの流星」が移籍するらしい
業界がザワついた移籍騒動のウラ側、今だから言えること

麻生英樹(以下、麻生):噂になっていたあの流星がウチの店に入ってくる!どうするよ?って店がザワ ついた(笑)。カンタンに№1をらせていかんぞと。みんなでジャンケンして流星を負かせる人を決めて。結果、№1は取れなかったんだよね?

流星:うん(笑)。3ヶ月くらい№1は取れなかった記憶がある。まずはいきなり№1を獲ることより、お店に馴染むことを意識していたし…。

麻生:流星が入ってきたことでお店はすごく活気付いたのを今でも覚えてるよ。なんでTOPDANDYに移籍を決めたの?

流星:10軒以上の店舗さんの中でも、1番変化の可能性を感じたお店だったからかな。

麻生:何もないところだったよね(笑)。 箱も狭かったし、TOPDANDYっていう知名度もあんまりだったよね…。

流星:高見会長が「何もないところだけど一緒に変えていこう」と言ってくれたのでここにしようって決めたんだよね。

麻生:実際入店してみてどうだった?

流星:今じゃ笑い話だけど、ひどかったよね(笑)。ヒデちゃんは忘れてるかもしれないけど、ミーティング中にスタッフが何人も寝てたり(笑)。

麻生:それだけ俺は動いてたんだろうね(笑)。

流星:キープボトルなんかも今みたいに棚に綺麗に整理なんてされていなくて、床に直置きされていたり…(笑)。

麻生:その当時って体験入店制度がなかったんだよね。

流星:TOPDANDYの初移籍者だったものだから、周囲もそういう免疫もなかった。当時って自分のお店以外は敵、移籍なんかご法度っていう雰囲気だったよね。

麻生:うん。喧嘩を売るようなもので移籍するってそうそうなかった。入店するにも当時って新聞だったよね!何店舗も回ってお店を探すなんて当時じゃ考えられないかも。

流星:買い手市場だったから、雇ってやるっていう雰囲気だったと思う。

麻生:体験入店の制度ってなかなか根付かなったよね。

流星:なんでも初めてのことって日本の文化で拒否傾向にあるからね。移籍した時もザワついたりして、そういうのを肌で感じた。子どもなりに考えて、まずはヘルプに着くことから始めようって。で、お客さんがなぜか鼻息荒くて(笑)。

麻生:だって流星が席着くとか緊張するでしょ!(笑)。それこそ、ちゃらんぽらんで仕事をしていた人たちの中に、きっちりプロ意識を持った人が入ってくると、こう酔うにも酔えないみたいな。打ち解けてしまえばってところがあるけど。流星は当時酔うことなかったよね?年に2回くらいしかみたことない!

流星:酔っているように見られないだけで実は酔ってたよ(笑)。
当時の貴重なお写真を初公開!右が流星さん、左が麻生英樹さん。テーブルには当時主流だったブランデーが並びます
当時の貴重なお写真を初公開!右が流星さん、左が麻生英樹さん。テーブルには当時主流だったブランデーが並びます

プロ意識を垣間見た瞬間 早朝の築地でかつお節探し

麻生:流星が入ってきて意識が変わったな。同伴やアフターも意味のあるものを心掛けた。流星はしっかりご飯屋さんのリサーチとかしてて。お客さんに1日1回会わないと不安になるって言われたとき、素直にすげーなと。そういう流星を見ていくうちに、周りも変わっていったように感じた。一緒に築地行ったの今でも覚えてる!

流星:当時の営業が深夜の1時から朝の7時で歌舞伎町でアフターするとなると、九州ラーメンが叙々苑か立ち食いそばしかなかった。当時のホストはなんとなく「俺様がアフターしてやってる」っていう雰囲気で、それは違うって僕は考えていたからホテルのモーニングとか、築地場外とか行ってたな。

麻生:めんどくさいよね~(笑)。築地行くのはいいけど、その後かつお節買いに何件もお店を回ったり。こっちはスーツで、女の子はドレス着てさ(笑)。朝の築地だよ?

流星:それがまた良い!非日常を味わってもらいたいもの(笑)。

ホストクラブの遊び方が世の中の移り変わりで変わった?

麻生:流星は昔から今まで変わらず売れているっていうのがスゴイよね。時代に順応していて。変わったと思うことはある?

流星:昔ってバブルとか色々あって、男女問わずお金に余裕があってみんな気持ちに余裕を持っていたんだけど、今はまだまだ不景気で気持ちに余裕がなくなっていると感じる。そうなると無理が生じてくるんだよね。承認欲求が強まってきて、SNSでの暴露なんかに繋がってくる。女性が変わったのではなく、世の中がこうなってきたからだけであって。だからこそ、女性を見抜く力が必要。昔からこういった女性はいたわけなんだけど。

麻生:ちょうど俺らの時にホスト掲示板ができたんだよね。あんときはびっくりしたね。ホスト雑誌で、部屋の特集に出たんだけどさ、発売された当日に「行ったことある」って書き込みが(笑)。「部屋のどこどこにこういう物が置いてある」って書かれたんだけど、そんなものは置いてなくて(笑)。

ホスト業界の新しい波
羨ましいのはやっぱりアレ!

麻生:流星は昔から今まで変わらず売れているっていうのがスゴイよね。時代に順応していて。変わったと思うことはある?

流星:昔ってバブルとか色々あって、男女問わずお金に余裕があってみんな気持ちに余裕を持っていたんだけど、今はまだまだ不景気で気持ちに余裕がなくなっていると感じる。そうなると無理が生じてくるんだよね。承認欲求が強まってきて、SNSでの暴露なんかに繋がってくる。女性が変わったのではなく、世の中がこうなってきたからだけであって。だからこそ、女性を見抜く力が必要。昔からこういった女性はいたわけなんだけど。

麻生:ちょうど俺らの時にホスト掲示板ができたんだよね。あんときはびっくりしたね。ホスト雑誌で、部屋の特集に出たんだけどさ、発売された当日に「行ったことある」って書き込みが(笑)。「部屋のどこどこにこういう物が置いてある」って書かれたんだけど、そんなものは置いてなくて(笑)。


麻生:それこそ俺たちはホスト業界に新しく入ってきたものを体感してきているわけだけど、その中でも印象に残っているものはある?体験入店、保証給、キャッチはなくなってスカウトになって…。あとはネット・SNSあたりかな?

流星:雑誌が企画をやるようになってホスト看板が出来て、けど撤去ということもあったね。駐車場のところは、出来た当時は半年で撤去されるって言われていたけど今も残っていて。ホスト専門誌もなくて、新聞の風俗ページにちょこっと文章が載っている程度だったよね。しばらくしてホストの専門誌が創刊されていったね。

麻生:スタジオもなかったよね!一緒に伊勢丹の写真館に撮影に行ったね(笑)。

流星:そんな背景から写真スタジオ経営に乗り出したなか、みんな何故かカメラの向こうを睨みつけるポーズだったよね(笑)。写真の向こうはお客さんだから、睨みつけるのは違うって思って僕は笑顔にしていた!みんなのおかげで写真が目立って良かったよ(笑)。

麻生:お酒もさ、ブランデーが主流だったじゃない?担当とお客さんがブランデーでヘルプは焼酎。淡麗やカロリとかの缶物はなかったもんね。絶対にテーブルに出なかった

流星:今でも高級クラブと比較して抵抗あるかも(笑)。

麻生:変わらないね(笑)。昔と今を比べて良いところと悪いところってなんだろう?

流星:やっぱり営業時間じゃない?昔の方がやりやすいと感じる。

麻生:それはあるね。男性客も多かったし昔の方が良いと感じるときはある。けど、逆に良くなったことは多いよね。入口が広くなったというのかな?昔はホストへ行くのは特別感が強くてハードルが高かったけど、今は女子大生からOLまで客層が幅広くなった。

流星:あと、競争原理から、変なホストやお店が淘汰されていったよね。情報もオープンになって良い傾向にあると思うな。もちろんクローズ化されていることによるメリットもあると思うけど。結局は良いものは残って、悪いものは淘汰されいくんだよね。

麻生:新年会とか賞金とか羨ましいよ社員旅行も!(笑)。

最後に読者へ一言

麻生:もっと欲を持って行こう!真剣にやらなければこの時間は無駄になってしまう。若さは武器、無駄にすることはもったいない。使ってお金に変えて、掴め歌舞伎町ドリーム!

麻生:ホストって仕事は、とても良いよ!未来はいくらでも変えられる!!
麻生英樹(TOPDANDY RAPHAEL)
45歳、グルダン初代No.1ホスト。19歳の時に六本木のサパーで高見翔氏に出会い、現在のTOPDANDYの前身である「セシル30」に入店。現在はトータルプロデューサーとして、育成に力を注ぐレジェンド。